岡山県岡山市のホームページ制作会社 株式会社イケル

Column

コラム

2023.1.7

Contact form7のメール送信イベントをGA4で取得する

ホームページの運用する上で、目標(ゴール)はお問い合わせフォームや予約フォーム、エントリーフォームからメールが送信されること!が多いと思います。
実際に何件送信されているのか?どんなユーザーがお問い合わせされているの?どこから来た人がエントリーしたのなど、気になるところです。
今回はGA4でメール送信イベントを取得する方法をご紹介します。

コンバージョンを取得する方法

WordpressのContactForm7プラグインを利用しメールフォームを作成した場合、メールを送信したかどうかを検証する方法として、以下の2つがあります。

  1. 「送信」ボタンをクリックされたイベントをタグマネージャーで取得し、アナリティクスで解析する方法
  2. ContactForm7で確認画面&サンクスページを表示し、サンクスページが表示されたことがゴールとする方法
    ↓↓↓こちらについては以下のコラムで紹介していますので、参照ください。 「Contact Form 7 Multi-Step Forms を使い、確認画面、サンクスページを表示する方法」

今回は1の「送信」ボタンをクリックされた時のイベントをタグマネージャーで取得し、アナリティクスで解析する方法を説明いたします。

タグマネージャーでメール送信イベントを取得しGA4で解析する方法

タグマネージャーとGA4を連携する

↓↓↓こちらについては以下のコラムで紹介していますので、参照ください。 【GA4移行ガイド】GA4のオススメ初期設定!GTMとの連携も解説

タグマネージャー:フォーム関連の変数を追加

まずはメール送信を取得するための設定をタグマネージャーで行います。

タグマネージャーを開き、左側の「変数」をクリックし、「設定」ボタンをクリックします。
組み込み変数の設定が表示されるので、フォーム関連の変数にチェックを付けます。
チェックが付けたら、組み込み変数の設定画面を×して閉じます。

組み込み変数にForm〇〇が追加されました。

Form〇〇を組み込んでおくと…
メールフォームなど送信されたフォームのHTML要素の値を取得します。
今回のようにClassで絞り込んだり、送信元のURLを取得したり、送信されたテキストを取得することのできます。

タグマネージャー:タグの設定

タグを開き「新規」ボタンをクリックします。
タグタイプは「Googleアナリティクス:GA4イベント」を選択します。

設定タグは「GA4設定」
イベント名は自分で分かりやすい名前を設定しましょう。今回は「Form_send」としました。
タグの名前を「メール送信イベント」などつけて、「保存」しましょう。

タグマネージャー:トリガーの設定

トリガーを開き「新規」ボタンをクリックします。
トリガータイプは「フォームの送信」を選択します。 このトリガーの発生場所は一部のフォームを選択し、「Form Classes」で「wpcf7-form」を「含む」として設定します。 フォームを指定したい場合は、「Page Path」などでページを設定してもよいと思います。
トリガーの名前を設定し、保存します。
ここまで設定出来たら、「公開」しましょう。

タグマネージャー:プレビューで正しく設定できているか確認

タグマネージャーでは、設定はしたものの正しく発火するか確認することができるツールを用意してくれています。
ワークスペースの右上の「プレビュー」ボタンをクリックします。 サイトのURLを入力し、「Include debug signal in the URL (URL にデバッグ シグナルを含める)」のチェックをオフにして「Connect」ボタンをクリックします。
プレビューモードで接続できない場合
Analyticsのトラッキングコードを設定する際に、「All in One SEO」等のように除外ユーザーを設定している場合は、管理画面にログインしているとAnalyticsのコードが記述されないため、プレビューモードを開始することができません。
その場合は管理画面からログアウトしてから、もう一度プレビューモードで開いてみましょう。
プレビューモードが起動されると以下のような画面が表示されます。
Tags Fired :発火したタグの一覧
Tags Not Fired :発火しなかったタグの一覧 今回の「メール送信」はTags Not Fired に含まれていますが、これで正解です!
メールを送信して初めてイベントが発生し、発火します。

それを試してみましょう!
プレビューモードで開いた際に表示された該当のサイト画面から実際にメールをしてみます。メールを送信後、Tags Fired の一覧に入れば、正しく設定されていることになります。 これで正しくタグマネージャーの設定ができました。

GoogleAnaryticsGA4で確認する

アナリティクスを開き、「レポート」の「リアルタイム」をクリックします。
イベント数の部分に上記で設定した「Form_send」が表示されていれば、正しく設定されています。 ただ、エンゲージメントの「イベント」に入ってくるのには少し時間がかかります。

まとめ

ユーザビリティの観点から考えるとサンクスページが開く方がよいのかもしれませんが、ContactForm7そのままの状態で比較的簡単にメール送信の取得が可能です。
今回紹介したのは、GA4のレポートで○件取得できた!ということしかわかりません。また別のコラムで見やすい探索レポートの作成方法などを紹介できたらと思います。
株式会社イケル Webディレクター
「イケルにお願いしてよかった!」と思っていただけるよう、お客様とのコミュニケーションを大事にして、ホームページを作成しています。デザイン・機能面はもちろん、ユーザーが使いやすく、直感的に分かるサイト作りを目指しています。
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