Column
目次
Google検索コマンド(検索演算子)とは、検索時に特定の記号や単語を使うことでより柔軟に精度の高い検索をしたいときに使います。また、使い方によってはWEBサイト制作で使えるコマンドともなります。こちらを今回ご紹介します。
簡単です。いつものGoolge検索窓に入れて検索するだけです。
Google検索コマンドを何回か使うと以下の画像のような確認が出ることがあります。時間がたてば、この確認が出なくなりますが、大勢が使う社内ネットワーク上でやるとほかの人に迷惑かもしれないですね。
Googleの利用規約に”許可なく自動化されたクエリを送信することは禁止”とされているため、プログラム対策でこういうのが表示されるようです。[1]
「検索演算子によっては、すべてを網羅した結果が返されない場合もあります。」[2]とGoogleの検索ヘルプにも書いています。検索漏れの可能性があるということです。高い精度を要求するのであれば、サーチコンソールなどほかのツールも合わせて利用するといいと思います。
WEBサイト制作でよくあるのが「コンテンツ中のこの表記、間違っています」と言われ修正したが、修正漏れがあり再指摘される・・・。そんな時は、この検索!
構文: site:url “keyword” (url: サイトのURL keyword: 探したい単語)
「site:url」で、指定したurl内だけ検索を行います。いわゆるサイト内検索と同じです。「site:url “keyword”」で、対象url内でkeywordがあるページを検索します。
例 : site:https://ikel.co.jp/ “法人用アカウント”
””を使って完全一致にするのがミソです。「ビジネスアカウント」と書くところを「法人用アカウント」と書いてしまった。というときにこの検索コマンドを使って探します。
お客さんにご提案するときに「類似サイト」、「参考サイト」を記載したりしませんか?そんな時は、この検索!
構文: related:url (url: サイトのURL)
「related:url」でurlに関連のあるサイトを検索するコマンドになります。
例 : related:https://ikel.co.jp/
何サイトか試してみましたが、日本語のサイトだと精度が低いのかもしれません。有用なサイトが1件でもヒットすれば、儲けものというのが体感です。urlにトヨタ自動車(https://toyota.jp/)をいれても結果は釈然としません。あなたが英語サイトを運用しているのなら有用かもしれませんね。
サイト制作で避けて通れないのがSEO。SEOの手段として「内部リンク」を設けるというものがあります。つまり、同じサイト内の関連するページへのリンクを設けるというものです。それでは、関連するページをどう探すか?そんな時は、この検索!
構文: site:url “keyword” (url: サイトのURL keyword: 探したい単語)
例 : site:https://ikel.co.jp/ “SEO”
「この構文、どこかで見たぞ」というツッコミはさておき、説明します。例えば、「SEO」のコトを記事にした場合、同じサイトにある「SEO」のキーワードが使われている上位のページを内部リンクするという方法があります。Googleに評価されているページを内部リンクすることで、リンク元も評価されようとするなかなかいい考え方かと思います。
サイト制作で時々話題になるのが、修正前のデザインやcssが見たいとか。そんな時は、この検索!
構文: cache:url (url: サイトのURL)
「cache:url」。urlのキャッシュを検索するコマンドになります。
例 : cache:https://ikel.co.jp/
初めて訪問する企業や担当者がどんな感じかを知りたい!そんな時は、この検索!
構文: name site:twitter.com | site:facebook.com | site:instagram.com (name: 企業名や個人名)
例 : 株式会社イケル site:twitter.com | site:facebook.com | site:instagram.com
企業のHPを見ればすむと言われればその通りです。ただ、この検索することでサマリー的になんとなくの企業同士のつながりや気になる話題も見えてきます。弊社でいうと・・・「壁がスピーカーになる不思議な道具」って何?
SEO的に外部サイトからの被リンクは重要です。競合サイトがどこから被リンクされているか調べてみるとよいアイデアが生まれるかもしれません。例えば、無料で被リンクしてくれるような優良サイトが見つかるとか。
構文: link:url (url: サイトのURL)
例 : link:https://ikel.co.jp/
リンクしていないサイトも検索にヒットしているようなので参考までに使える感じです。こうしてみると弊社のURLをこっそり掲載しているサイトもあるようですね。
記事がGoogleにインデックスされている(≒Googleに認識されているか。認識されていないとGoogle検索でそのページはヒットしません)かを確認したい。そんな時は、この検索!
構文: site:url (url: サイトのURL)
例 : site:https://ikel.co.jp/column/
通常は、サーチコンソールで確認しますが、簡易的に確認できる方法がこちらです。気になるのが検索結果の順序です。PV数に比例してはいないようなので、GoogleがSEO的に評価している順に表示されているとしたら、SEO攻略の手がかりとなるかも?と思ったのですが、そうでもないようです。
期間内に何本記事をあげているか調べたい。そんな時は、この検索!
構文: site:url after:YYYY-MM-DD (url: サイトのURL YYYY-MM-DD:西暦で年月日)
after:YYYY-MM-DDを使うとYYYY-MM-DD(例えば、2022-09-01)以降に公開された記事がヒットします。before:YYYY-MM-DDとすると、YYYY-MM-DD(例えば,2022-09-01)以前に公開された記事がヒットします。「after:2022-03-01 before:2022-08-31」のよう合わせ技で「2022年3月1日から2022年8月31日までに公開された記事」を調べることができます。このように日付指定したり、年での指定も可能です。
※記事がインデックスされていることが前提です。
例 : site:https://ikel.co.jp/column/ after:2022-09-01 before:2022-09-30
これで、2022年9月に公開された記事が1本しかないのが分かります。予定としてはもう一本あったのに。なぜか?それは今あなたが読んでいるこの記事の作成が遅れたからです。すみませんでした。
急にお見積りの再計算が必要になったが計算機がない!そんな時は、この検索!
構文: 計算式
例 : 800000 * 0.1
パソコンやスマホに計算機能はありますが、Googleの検索窓からでもできます。お客さんの前でやると場が盛り上がるかもしれません。プログラミングをかじった方は分かると思いますが、割り算は「/」、掛け算は「*」を使って下さい。検索結果で計算機が表示されるので、適当な計算式をいれて検索して、表示された計算機を使って計算するのもありかと思います。あの有名なサイン(sin)、コサイン(cos)、タンジェント(tan)の計算もできるようですね。
検索コマンド自体もかなりの種類があります。それを組み合わせることでより膨大なことができそうです。
Googleのすごいところは、この機能を誇ろうとしないこと。機能があるからとゴテゴテとボタンつけまくったテレビのリモコンのようにはせず、あくまでも、シンプルなインタフェースに徹しています。
弊社も、「site:https://ikel.co.jp/ “イケルのいいところ”」と検索してもヒットしない”ホームページに記載しきれていない隠れた良さ”があります。
ホームページ制作をご検討されていましたら、ご気軽にお問い合わせ下さい。その時は、「site:https://ikel.co.jp/ “お問い合わせ” “オンライン無料相談受付中”」と検索して頂くか、単に下のボタンからお問い合わせください。
[1] 自動化されたクエリ Google検索セントラル
[2] ウェブ検索の精度を高める Google検索ヘルプ