Column
最近ではInstagramアカウントを運用して、自社商品の認知獲得やブランディング、そしてそこから集客や購買につなげることに成功している企業が存在します。
最初にインスタグラムを登録するとできるアカウント、いわゆる「個人アカウント」のまま企業のInstagramを運用されている方がおられると思いますが、「ビジネスアカウント」にするともっと効果が期待できますので、この機会に変更されてはいかがでしょうか。
目次
Instagramのアカウントには
・「個人アカウント」(最初にインスタグラムを登録するとできるアカウント)
・「プロアカウント」
の2種類があり、「プロアカウント」の中に
・「ビジネス」
・「クリエイター」
があります。
Instagramの「ビジネスアカウント」、「法人用アカウント」、「法人アカウント」、「企業アカウント」という呼ばれ方をされているものは、大体上記の「プロアカウント」の「ビジネス」を選んだものと考えればいいと思います。
この記事でも「ビジネスアカウント」という呼称を使っていきます。
また、「法人」や「ビジネス」を謳っていますが開設自体は無料でできます。
「ビジネスアカウント」を作成する方法の詳細は後述しますが、簡単に言えば「個人アカウント」を作成して、「プロアカウント」の「ビジネス」に切り替えます。
もし、この「個人アカウント」で企業のインスタグラムを運営されていましたら、「ビジネスアカウント」に切り替えるのがお勧めです。
え?なぜお勧めか?それをこれから見ていきましょう。
「ビジネスアカウント」では、アクセス解析できるインサイトデータを提供しています。
インサイトデータでデータ分析することで、投稿のリーチ数やフォロワーの性別や年齢層、プロフィールへのアクセス数などが確認できます。
例えば、女性向けのビジネスをやっているのに、フォローしているユーザーの方が、男性だけだったらどうでしょう?
投稿内容を変える必要がありますね。
そういう「気づき」を与えてくれるのが、インサイトデータです。詳細は公式ページを参照してください。
※Instagramモバイルアプリでのみ利用できるなどの制限があるのでご注意ください。
投稿を広告として出稿することができます。地域や年齢、家族構成、仕事、興味などから広告を表示させたいターゲットを指定できるので、成果も出やすいのではないでしょうか。
また、何パターンか広告案を投稿し、インサイトデータでユーザーの反応が一番よかった投稿を広告として配信するという手も使えます。
※費用にご注意ください。
個人アカウントでは、ダイレクトメッセージしか連絡手段がありませんが、「ビジネスプロフィール」が使うことで、電話やメールアドレスや住所などを表示でき、ユーザーがお問い合わせしやすくなります。
「ユーザーとの接点を増やすこと」はビジネスにとって大きなメリットではないでしょうか。
「買い物客70%は、Instagramを見て次に買うものを探している」という話があります。そのInstagram上にショップを開設するとどうなるか?Instagramで見た商品をユーザーはInstagramのショップでシームレス(他のサイトなどを見ず)に買えるといったことができるようになります。
※Facebookとの連携などの条件があります。
うまい話にはなんとやらで、デメリットについても記載します。
ただ、注意すれば、問題ないものだと思います。
「ビジネスアカウント」で使える機能を駆使することで、効果的に運用できるようになる反面、時間がかかってくるようになります。投稿した後、インサイトデータを見て、ユーザーの反応を見る。仮説を立てて次の投稿内容のアイデアを考える。投稿して、仮説があっているか確認する。などとやっていると手間と時間がかかってきます。
また、そもそもSNSに慣れていない場合、実際に投稿するまでに時間がかかります。
「ビジネスアカウント」にして、投稿に熱中していたらほかの業務が滞り、売り上げが減ったなんてことが起きると本末転倒です。
慣れるまで細かいデータを大雑把にみて時間をかけないでやってみる。経験者に任せる。外注してみる(その際は、イケルまでお知らせください!)など「費用(時間・お金)対効果」のバランスを考えて行う必要があります。
過去のインサイトデータがよかった投稿に縛られ続けて似たような投稿を続けてマンネリになるケースがあります。また、利用できるデータから無理やり仮説を立てたり原因を求めたりすることで、問題の本質を見誤ることもあるのでご注意ください。
昔、あるサイトで赤、緑、青、オレンジのどのボタンが一番押されるか試したことがあります。オレンジが一番押されていたので、それ以降、ことあるごとに・・・マンネリ気味にオレンジのボタンを使い続けたことがあります。今思えば、赤、緑、青、オレンジ以外の色をなぜ試さなかったのか。もっと押される色があったのかもしれません。
いわゆる「鍵アカ」にできません。
ビジネスに使うアカウントなので、アカウントを非公開にすることはないかと思いますが、、、。
あと、SNS共通で言えることですが、気軽に投稿できるので、不用意な投稿で炎上したり、薬事法違反など法令違反をして企業イメージを損なってしまう事例が多く見受けられます。くれぐれもご注意ください。
前もって、投稿のガイドラインを設けたり、誰かに投稿内容を見てもらった後に投稿するなどの仕組みを作って投稿するといいと思います。
さて、メリット・デメリットが分かったと思います。
次は、どうやったら「ビジネスアカウント」にできるかを説明します。
以下より作成します。
以下の手順に従ってください。
これで「ビジネスアカウント」に切り替えができます。そのあと、ガイダンスに従ってプロフィールを充実させてください。
また、Facebookと連携することもできます。Instagramに投稿するとFacebookへ自動的に連携することができるなんて。便利ですよね?
ただ、ここからがスタートです。
知恵と工夫で貴社の成果が出ることをお祈りしております。
貴社の製品やサービスを、まずお客様に「認知」して頂き、そこから購買につなげ売り上げを伸ばすことが大事です。
「認知」の手段は、ホームページ、広告やInstagramやTwitterをはじめとするSNSなどがあり、その一つが今回紹介したInstagramの「ビジネスアカウント」です。ご利用してみてはいかがでしょうか。
イケルでは、ネットを活用した「認知」のお手伝いを行っております。ご気軽にご相談ください。