岡山県岡山市のホームページ制作会社 株式会社イケル

Column

コラム

2021.2.22

ホームページのお問い合わせフォームから迷惑メールがたくさん届く時の対策

弊社はホームページ制作会社ですが、お客様にホームページを納品後、よくいただくお問い合わせがあります。
それが「お問い合わせフォームから迷惑メールがたくさん届く」です。

今回はこの迷惑メール対策についてお話します。

普通のお問い合わせメールと迷惑メールの違い

お問い合わせメールと迷惑メールの判断基準はどこでしょうか?

迷惑メール対策において、通常のメールと迷惑メールの違いを把握することは重要です。
どのような条件で対策を行うか、送信時に止めるか、受信時に止めるか等を決定するのに必要な条件になってきます。

迷惑メールにはいくつかのパターンがあります。

1. ウイルスの仕込まれたメールやスパムメール

ExcelやPDFなどのプログラムを仕込めるファイルや画像にもウイルスが仕込まれている場合があり、パソコンに保存された情報に危害を加えるようなメールや、虚偽の脅迫で金銭を要求するメールは当然迷惑メールです。

小売業の場合、お客さんのフリをして「貴社の製品に欠陥がありました。」というメールに画像が添付されて送られてきたら、慌てて開いてしまいますよね。

使用中のパソコンにウイルス対策ソフトがインストールされていれば、このようなメールは防げる可能性が高いです。未知のウイルスにも対応できる可能性の高い『ビヘイビア検出機能』を有効にしておきましょう。比較的スキャンに時間がかかるので、OFFにされている場合があります。

2. なりすましメール

大手ネット通販会社や銀行を装って、偽サイトに誘導してアカウント情報を抜き取ろうとするメールも多く、これも迷惑メールです。
メールには『メールアドレス』とは別に『表示名』という物があり、実際のメールアドレスとは異なるアドレスを表示名に使用して、なりすます事例が多くあります。

3. 営業メール

最近では人材紹介やコンサルティング、ネットメディアなどの営業メールが多数送信されており、毎日様々な業者からメールが届くので、やはり迷惑メール扱いとなります。
ネット募集されているアルバイト求人を見ると、「テンプレートメールを送るだけ」等、営業メールを送らされそうな募集をちらほら見かけます。

受信者にとって有益ではないメールは、全て迷惑メールであるとも言えます。
その営業ツール、会社のブランド価値を下げていませんか?
最近はWEB解析技術の発達やサーバー性能向上によって、一斉送信系の営業ツールやWEB巡回型の営業ツールが登場してきました。
これらのツールは一見手軽に情報発信が出来て、潜在顧客にリーチ出来る機会を増やせるとても便利なツールに見えますが、まだまだ解析できるサイトには限界があり、送信先が偏りがちです。

同様のツールを使っている他社も、解析可能な同じ相手に対して営業メールを送っていることになりますから、営業メールが集中しがちになり、既に営業メールに嫌気がさしている可能性が高く、利用料金や送信数に対して成約率が高いとは言えないのではないでしょうか。

お問い合わせと迷惑メールは自動的に判別できない!?

ウイルスはウイルス対策ソフトでメール受信時にファイルスキャンを通すことで対策できますし、なりすましメールはある程度自動的に検知することができます。
しかし、営業メールは自動化ツールを使っている場合と、本当に人力で入力している場合があり、自動的に判別することは難しくなります。

また、セキュリティレベルを上げると、今度は本当のお問い合わせメールが受信出来なくなってしまう可能性もあるので、バランスが難しくなります。

1つの対策で全てを解決しようとすると犠牲が出てしまうので、局地的に対策を行っていく必要があります。

自動化ツールによる迷惑メールはreCAPTCHAで対策!

上記のように迷惑メールを100%遮断というのは難しいですが、自動化メールをお問い合わせフォームから送信させない方法があります。 皆さんもこのロゴを見たことがあると思いますが、これはreCAPTCHAというものです。「私はロボットではありません。」から急にパズルゲームが始まるアレです。
TIPSで解析技術にも限界があるという話をしましたが、パズルゲームも同様に画像解析技術にはまだ限界があるという点と、自動化しづらいUIであるという点でツール対策になっています。

また、reCAPTCHA v3ではユーザーの邪魔にならないように改良されているため、ユーザーにパズルゲームを強要することはありません。

このreCAPTCHAをお問い合わせフォームに導入することで、自動化ツールによる送信を減らすことが可能です。
reCAPTCHAの導入にはAPI Keyの発行など手順がありますので、詳しくはホームページの管理担当者や制作会社に相談してみてください。
株式会社イケル Webディレクター
システム会社に8年務めた後、イケル設立に携わる。
出産・育児のため退社していたが、専業主婦を経て復帰。現在は、ホームページ制作から運用・保守までを担当。
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