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山下の一社懸命

総社商工会議所青年部6月例会で講演

6月18日(月)総社商工会議所青年部の6月例会で講演をさせていただきました。
「これからの企業に求められる情報発信、SNSの有効な活用方法」をテーマに80分にわたりお話ししました。
SNSは今や重要な道具となってきた中で、総社市の若い事業者がどのように活用すべきかのきっかけになればと思います。SNSはfacebookを中心に使い方ではなく重要性、必要性や何を実践すべきかをまとめました。次のような内容でお話ししました。
 
「これからの企業に求められる情報発信、SNSの有効な活用方法」
  1. 基本的なSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)について
  2. 企業がSNSを使う必要性
  3. 広告のSNS割合
  4. 利用者の現状
  5. 情報の伝わり方の変化
  6. キーワード検索、ハッシュタグ
  7. SNSの求められる記事
  8. 動画
  9. 目標設定
  10. 経営者として
夜の20時からのはじまりで35名ほどに青年部の方がみなさん熱心に耳を傾けてくれました。例会をまとめていただいた、角井健二副会長、郷土発信担当の窪津智宏さんが熱心に準備され、素晴らしい時間となりました。総社市にもっと関わって支援していきたいですね。角井さん、窪津さん、そして青年部のみなさん貴重なお時間ありがとうございました。

営業道場 短い言葉で伝えるチカラ

6月6日(水)毎月定例の営業道場です。7名で岡山駅前のウェーブハウスビルディング19時から2時間学びました。
今日のテーマは、営業の基礎基本の中の「自己・自社を紹介する」です。優秀な営業は、短い言葉でさりげなく紹介することができ、その上でお客様が質問したくなるように場を作ります。それには、商品サービスの基礎知識は当然ですが、お客様の視点や立場を理解できないと的外れになります。競合他社を研究し、自社商品の特徴メリットを明確にすることも営業の能力です。
 
参加者に、自己自社商品のPRを30秒にまとめてもらい発表してもらいます。注意点として
  1. 自社製品のこだわりは自社だけでない、他社もこだわっていることを忘れないで
  2. そのこだわりは他社と比較したときにあまりにもわかりにくい
  3. 小学生にわかるように説明して欲しい、
5分間で仕上げた30秒のPRを参加者に発表してもらいました。子どもに合わせてやさしくまとまったもののフンワリして印象が薄れたり、そのこだわりは同業者も同じと指摘されたり、すぐに欲しいなと思う商品にうなずきながら聞いたが最期に価格を聞いて驚いた、など様々な発表になりました。工夫したことが強みを弱くしたり、指摘されてこだわりが自社だけじゃないと気づきます。
 
使ってもらえればわかるのでは、困ります。
口コミがいいので買って下さいでは、営業は不要です。
お客さんに欲しくなる、必要に思ってもらうメッセージをスマートに伝える。作成のポイントは、
  1. 特徴を整理する
  2. 簡潔明瞭にまとめる
  3. お客視点でどのように役立つか考える
  4. 説明を何度も練習し磨く。

ありがちなのは、いい商品いいサービスを想いを込めて熱く語ってしまう。長い説明、くどい説明は、百害あって一利なしです。説明を聞いていただく時間はお客様の大切な時間です。貴重な時間を大切にする気持ちを持ちましょう。

30秒でまとめるためには、250文字ぐらいがいいでしょう。是非、チャレンジして下さい。

営業道場に興味がある方は、是非参加下さい

営業道場 http://eigyo-do.net/

平病院の認知症予防教室に参加しました

4月21日(土)、岡山県和気町の平病院で毎年、地域の方が参加する、第5回明るく楽しい認知症予防教室に参加しました。高齢者が50名ほどで、中にはお孫さんを連れてきている方もおられました。


まず最初に、吉備国際大学非常勤講師の高見博子先生から、「手・足・口を使って若返りをはなりましょう」と題して、脳を動かしながら学んでいきます。「ぐでぇ~」で体を緩め、「しゃきっ」で姿勢を正し、座りながらみんなで一緒にやってみます。高見先生の話術がとても楽しいため、みなさん夢中になっています。左右の指で、それぞれ違う動かし方をしながら数えていく、次に、左右の手を使い一人でじゃんけんをする、そして、手話をしながら歌を歌う。高見先生の普段の大学での学生とのやりとりを交えながら、笑いの絶えない時間が続きます。中には、大笑いが止まらない人もおられました。楽しさの中に、脳を動かし、身体を動かし、認知症予防に繋げています。人が笑ったり泣いたりする色々な行動は、脳の運動野と体性感覚野から指令が出ていて、その関係する身体の部分は指、舌、足が多くを占めています。今回の教室で、指、舌、足を動かすことで、認知症の予防になります。指を一緒に動かす合間には、もの忘れと認知症の違いの説明を入れて、身体を動かしながら、関連する知識も提供する無駄のないプログラムでした。身体を動かすだけでなく、笑うことで益々威力を発揮している予防ではないかと思います。

そして、次にHIS研究センターの石田章一代表の説明で、「すこやか検定」を行ないました。1枚の用紙の16問の3択問題にチャレンジです。「熱中症の予防で正しい物はなんでしょうか?」「動脈硬化の自覚症状は、どのような物がありますか?」など、3択なので簡単そうですが、悩む問題でした。やはり病気の知識となると簡単ではありません。しかし、自分のために知っておくべき知識の提供に繋がっています。
あっという間の楽しい時間でしたが、無駄のない様々な工夫が詰め込まれた内容です。参加された方も、特別なことではなく、普段の暮らしの一つの楽しみのようで、和やかな雰囲気でした。地域があってこその病院、普段の病院の姿勢が自然に伝わってきました。最初の挨拶で平茂郎常務理事が地域とどう繋がっていくか、よりよいサービスを共有するために事業体自体の情報発信に力を入れていると言われました。多くのスタッフの方が関わっておられ、みなさん熱心にサポートをしておられます。病院スタッフと地域の方の一体感が伝わる心地よい時間でした。

就活にむけた企業説明会

3月28日(水)、来期採用に向けて企業説明会を学校に訪問して行ないました。今回は、説明の半分を、3年前にこの学校からの卒業生が堂々と話してくれたことがとても嬉しく思いました。終了後は、自分の話した内容に反省しきりでしたが、それは冷静に誰のための時間かを振り返る余裕が生まれたからだと思います。学生には、弊社の紹介も話しましたが、就職するにあたっての心構えも伝えたつもりです。いい出会いを育てていきたいです。成長してくれると嬉しいけれど、もっと伸ばそうと気合いが入りました。覚悟してね。

思わず顔を出してしまう・・・・

覚悟して今、見えてきたもの(同友会の学び)

3月28日(水)、瀬戸大橋温泉やま幸で、中小企業家同友会の倉敷支部例会に参加しました。
報告事例は、金森株式会社の小塩由希子氏で「覚悟して今、見えてきたもの~同友会での私の学びと実践~」と題して報告がありました。
小塩由希子氏は、創業明治28年の金森株式会社の4代目代表取締役です。岡山県倉敷市で寝具・製造卸を事業とし社員数28名になります。ごく普通の会社員生活、のんびりとした子育ての途中、母親が社長を務める金森株式会社にパートとして入社。営業として全国に飛びまわるなど、熱心に仕事をこなしながら、それなりに満足した生活を送ります。姉は、小塩さんが入社する前から会社を支えていました。妹の私は、社長が元気なうちに姉に会社を引き継いで欲しいと考えていました。しかし、姉の姿勢に物足りなさ感じたり、承継する問題を先延ばしする態度に、会社の不安が深まります。そんな折に、予期していない母親から後継者の指名を受け、様々な葛藤しながら経営者となります。引き継ぐ中で、古参社員との確執が大きくなり悩みます。古参社員は業務を引き継ぎを依頼しても思うように引き継がない、自分の仕事へ執着する。一緒に仕事をした15年間で私を褒めてもらったことはありません。人にも厳しく、自分にも厳しい社員でした。引き継ぎは大きなストレスと、長い時間がかかりました。大変だったが、その古参社員との引き継ぎを通し、その社員の会社への愛情、仕事に対する強い姿勢は自分の心に深く刻まれたようでした。
その頃、同友会でしっかり学ぼうと、例会出席を自分自身に約束し、経営に向き合います。同友会での経営指針研修会で経営者としての成長を求め、受講します。何のために経営しているの?様々な犠牲もはらって何のために続けていくのだろう?姉がうらやましくなることもあり、社長になったことへ納得できず、悶々とします。それでも、期限をきめてやり続けます。他社の経営指針発表会に参加、他社の経営指針書を参考にし、自社にあった初めての経営指針発表会を行ないます。年間予定表、組織図、定期的打合せなど、やることが明確になり、社内はやりやすくなったと感じました。営業会議、現場の会議、社員主体でエコアクション21取得、目標をつくり打合せ、社員それぞれが動き、役目を果たしてくれるようになりました。
社員と経営者が一緒に学ぶの社員共育大学では、社員の同友会の活動への理解が深まり、同友会の考えに共感し社内で同友会での学びを発言しれくれるようにもなりました。新たなことをするときに反発もありましたが、変化していくことに、ありがとうという気持ちで一杯になり、だからこそ、責任を感じ始めました。
小塩さんは、出来なかった覚悟というものに気づいたと言われました。覚悟は自分自身で感じることで、教えてもらう物ではない。そう思ったときに、この金森会社という船から降りないという覚悟が決まりました。
経営指針書を作る研修を一緒に受講した同期生から、「小塩さん、頑固じゃけなー」と言われたそうです。その言葉が、ずっと胸に刺ささり、腹立たしくなります。そんなに気になる自分に、何故なのか考えると、それは、自分が認めたくない自分の本当のことを言われたからではないかと気づきます。経営者としていろいろな事に取り組んできて、社内の仕組みや雰囲気は変ってきたが、私自身はまだ変っていないのではと気づきます。
よりよい自己変革が出来ているのか?まだ数字は伴っていない!信じてやっていることが誤っているのではと、今でも迷い自信をなくすこともあります。3代目の先代である母親は、「3代目は会社をつぶす」と言われたが、継続できた。でも、社員を豊にしたとは思っていないと悔やんでいたと言います。小塩さんは、先代を引き継ぎ、喜ばれる仕事し、社員を豊にすると心に決めます。123年継続できたのは、奇跡かもしれません。でも、その根底に人との縁を大事にしてきた、仕事を通してたくさんの方との出会いを良い縁に繋げてきたからでは思いました。良い縁がよい結果をもたらすのだと思います。
ある言葉を紹介されました。「力があるから重荷を背負うのでない。重荷を担うから力がつく」という言葉です。あきらめず、勉強し、実行すること前に進むしかないと強く語ってくれました。
その後の、グループ討議のテーマは「あなたが思う経営者の責任とはなんですか?」で意見交換しました。報告のテーマ覚悟についてある方が「覚悟のレベルはわかりにくい、いろいろな経営者と話すことによって自分のレベルに気づくのかもしれないと思った」と感想を述べられました。とても印象に残る感想です。それぞれの覚悟の持ちかたは比べにくいものです。覚悟していると一言でいっても、その重さは様々でしょう。辞書で引くと、覚悟とは「困難なことを予想して、それを受け止める心構えをすること。迷いを去り道理を悟ること」とあります。小塩さんのいう、社員を豊にする、先代の思いを引きつぐ事は、決してたやすいことではなく、この多様な課題がある今の時代とても困難なことかもしれません。
座長を務められた門田悦子さんが、「誇りの持てる会社にする、先を見通す力を持つ、この責任をもつ覚悟をもつことが必要だ」と言われました。中小企業をめぐる情勢の変化は劇的に変ってきています。グローバル化、地域経済の疲弊、市場の成熟化、少子高齢化・人口減少などあげれば切りがないかもしれません。豊かになったような気になったいるが、本当にこの豊かさが幸せではないとみんな気づいているでしょう。こんな時代に、会社を維持発展させるには、経営者が先を見通す先見性をもち、さらに誇りの持てる会社に成長させるという、困難な課題に強い責任を感じ、自ら背負いたいと情熱があるか、それが、経営者の覚悟ではないか、そう強く感じました。

共育こそ最高の差別化戦略(同友会の学び)

3月22日(木)、国際交流センターで、中小企業家同友会の岡山南支部例会に参加しました。

報告事例は、株式会社チアーズジャパンの平島厚氏で「共育こそ最高の差別化戦略~共育は業務に優先する」をテーマに報告がありました。

平島氏は、岐阜件生まれで、岡山大学理学部を卒業します。バブルの頃、仕事を深く考えることなく、籾手をして迎えてくれる会社に流れのまま就職します。条件も良く、理系にあった研究職でした。しかし、2年務め退職します。いろいろと移りながら、チアーズジャパンの前身である、税理士事務所に入職します。今考えれば、世の中をなめていたし、仕事も本気でなかった。その後、平成13年に生死を問われる大病にかかり、生き方が変った。10年たって振り返ると、病気が人生観を変え、人の前で報告するような人に成長できたのではと思う。H27に税理士事務所を受け継ぎ、社名もチアーズジャパンとし、新しい体制で経営者になった。この業種は、AIが広がる新しい時代に凌駕される可能性がある。顧客へのサービスに進化させるため、しくみも大きく変え、付加価値を求めないと生き残れない危機感があった。サービス強化のため、多くの職員を採用を行なった。しかし、経験不足の社員増加は、要求する業務のレベルにギャップが生まれ、歯車が狂っていった。1年の間で退職者や休職者が続出することになる。なぜうまくいかないのか?深く悩み続ける。
顧客サービスのしくみを元に戻し、組織を元に戻した。社員の成長なくして、会社の成長はない。社長を含めて、社員の成長スピード以上に会社は成長しない。まず、共育を優先することを周りに示した。若手社員には、社長が毎週2時間1年間研修を実施する。今までの、言葉だけの共育を変えていく。業務を優先しないような仕組み、仕事だからと言い訳をできない環境をつくり、徹底した共育を今やっている。労働時間の何割を研修に確保、そして、年間の教育費の予算も確保する。業務スキルだけでなく、教養も磨く。働き方改革は、生産性向上のための手段であって、社員が成長することで、成果を出していく。共育を業務より優先し、差別化戦略となる。

最後に、座長の酒井孝次氏が「かたちや仕組みを変えても、信頼関係がなければ結果は出ない。大きく仕組みを変えた平島氏はうまくいかなかった。その後、共に育つことで会社を成長させる強い思いと、経営者の姿勢が伝わり、共育のしくみが動き始めた。労使見解にあるように、『経営者の経営姿勢の確立が社員との信頼関係を気づく出発点になる』を呼び起こす体験報告だった。平島氏の経営姿勢が社員に伝わり、共育が動き始めたのだと思う。」計画を動かす上で、共育の方針や教育時間など計画もヒントが沢山あった報告だったが、根本的に重要なのは経営者と社員の信頼関係が深まりが重要なポイントだろう。

グループ討論では、「何のために共育していますか?また、どのように教育すべきと思いますか?」を話し合った。「理念を共有し、目指すことに近づくため」「成長の楽しみを感じるここと」「生きるため必要となる学習をする」様々な意見が出てきた。ある人が「素敵な人生を送るために」と言われた。素敵な人生とはどんなものだろうと考えてみる。自分の素敵だといえる人生、社員の考える素敵はどういうものか、共有しているだろうか。経営理念とは、「企業の目的目指す姿」であり、「経営にあたっての価値判断、根本的な考え方」である。素敵だと感じる共通の価値観を社内に育てていくことが大切なのではないだろうか。共通の価値観は、共育によって育まれる。その上で、方針や計画が実践されるのだ。それだから、生産性の高い仕事ができるのだと思った。

新しい保険証2

社員が名前が明日から変ります。長い間親しんだ名前から、新しい名字に変る。

記念すべき最後の日のツーショット。これで、弊社は全て既婚者になりました。

社員と共にある会社(同友会の学び)

3月20日(火)、おさふねサービスエリアで、中小企業家同友会の例会に参加しました。

報告事例は、有限会社三愛の福崎守彦社長で「三愛は社員と共にある会社」をテーマに報告がありました。

学生時代は剣道に励み、多くの仲間に恵まれ、またキャプテンも務めます。そして、肉の小売りとして始まり、食肉、焼き肉屋、スーパー、ベーカリーなど美味しさを追求する有限会社三愛の4代目になります。家業としての引き継いできた伝統は、目の前のお客様を大切にし、頑張ることで売上を獲得し、利益は社員に分配すること。父のもとで現場で社員と接しながら仕事を進めて行く中で、現場をもっと理解したいと、社員を中心とした考えが深めます。学生時代のキャプテンとしての思考、社員をパートナーとして捉える中小企業家同友会での学びなどが大きく影響していきます。率先垂範という言葉を何度か使われ、ここに福崎社長の考えが集約されているのではないでしょうか。率先垂範とは人の先頭に立って物事を行い、模範を示すことになりますが、現場重視の考えの根底になるのでしょう。
しかし、社長交代してから、思うようにできません。理想だけをおっていると先代と何度もぶつかったといいます。部門の多さが弱みなんだ、社員に合わせて動くだけで迎合しているだけではないか、悩みも深く、経営も結果が出ない時期が続きます。現場はしっかりやっている、気づけば、経営課題を一人で抱え込み、自分一人で苦しみます。悪循環になると、結果が出ない社員に悩まされ、社員の気持ちも理解せずに行動を取ったことがあったといいます。悔やまれる行動に、うわべだけの覚悟がない自分を責めます。その苦しみこそ共有し、共に成長すべきだったのだと学びます。

多くの経験を積み重ねていくなかで、小さいことも声かけができる風土になり、理念の唱和や、イベントで社員と接する時間を増やすなど、思いを共有しつつあるようです。社員との信頼関係を築きながら、先日、経営者として、将来こうすると方針を宣言されました。早く、現場を離れる経営者になりたいと言われました。社員の教育を、率先垂範であれば、現場での姿勢も重要なことです。好循環が始まった、三愛を感じました。
理念に美味しさがある。美味しくないと買ってくれないが、社員が幸せでないと美味しい物が生み出せない。だからみんなで成長し、その思いを提供していきたいと、会社の目指す思いを共有し、力強さを感じました。

グループ討議では、聞き出すことの重要性を深めました。世の中も、社員の考えも、今日の正解が明日は、違ってくる。本気で社員に向き合う姿勢、そしてその能力を経営者は求められます。ある経営者は以前は仕事を見せることでいいと思っていたが、聞くことを重視し、コミュニケーションを深めると、いかに見せるだけでは伝わってないことに気づいたと言われました。共有することの難しさを痛感し、しかしそれを大きな役割として捉えるかで、コミュケーションの成果が変ってくるのでしょう。自分の意識は、自分だけで変えることは出来ないのかもしれません。自分の行動や考え方を磨いていく途中で、周りがそれを理解し、共感する関係を深めていく。その体験を重ねることで、経営者としての本物の責任を感じ、そして意識改革が出来るのではないかと思います。

福崎社長とは、経営指針書の研修会で一緒に学んだ仲間です。頑張る福崎さんはよく知っていましたが、力強さを感じた報告でした。

失敗と書いて成長と読む(同友会の学び)

2月15日(木)経営の勉強の場、同友会の経営者の報告および討議を行ないました。

フナキ運輸株式会社、奥田建志代表取締役社長のテーマ「失敗と書いて成長と読む、~過去は変えられる・未来はつくれる」の報告を伺い、「経営者の姿勢とは、どういうものか?」を討議の柱に、グループで討議を行なった。

奥田建志氏の、波瀾万丈な生き方、何事も素直に正直に行動されている中で、感謝の気持ちが自然と芽生えてくるところに、人としての大切な部分を感じた。

学校に片道2時間もかかる通学や、学業に対して不真面目な学生時代を通して社会人になる。様々な失敗をしながら、周りの人がうらやましく思えた時期も多かったいう。それでも、仕事には正面から向き合っていた。奥田氏の正面から向き合うというのは、会社のために貢献するということより、自分の気持ちに正直に社員としてどう感じるかが違うような気がした。そして、会社の危機を身近に過ごしながら、結果として会社に貢献し、期待をされる人財になっていく。そして、社員の視点をもつ奥田氏に次の経営者としてバトンが渡された。負債が多い、マイナスの会社を受け継ぐことは、誰もが請けがたいものである。苦労を承知の上、受け継ぎ、様々な苦労を、自ら進んでこなしていく。会社が駄目になっても、お百姓をすれば食ってはいけると開き直る強さが根底にはあった。社員への信用は、自分の働く背中を見せて、積み重ねていったのだと思う。経営はカンと運だと話されたが、カンを呼び起こすには、仕事がどのように人に役立っているのか、根本的に、スマートに行動が出来たらだと思う。運をたぐり寄せる能力は、そうした経験による積み重ねと、社員や周りに関わる取引先や得意先の信頼が増していくから、やってきたのだ。

社員に見せる現場での実務だけではなく、経営者の考え方をセミナーや書籍で学んでいる。その基礎的な経営者の姿勢の学びがあった。基礎的な学びを通し、人の意見を聞く前に、答えを持ち得たのだろう。そして、同友会での、経営指針を作るための研修で、考え方が変ったと言われた。今までの学びとは違う、その研修で学びは、ものごとには、本当の答えはないことに気づき、聞くことの大切さ、おもしろさを感じ取った。人は変化を嫌がり、変えることは隕石があたるぐらい難しいと表現された。学ぶことで答えを出せるようになったが、それだけでは、人を変えることは出来ないことを、腹に落とすことが出来たのだ。そして、自分が変ることへ視点が変っていく。そこに気づくことで、周りへの感謝の気持ちが増し、家族や、今まで関わった人たちがあってこそと、感謝の深みが増していった。知識として、学んだ得た事ではなく、自分の心が素直に感謝を感じたのだ。

人間らしい、素直な生き方は、役立ちを生み、信頼を獲得できるのだと、あらためて学ぶことになった。以前は、人に興味がなかったが、今は、興味を持って接する事ができるようになったと言われる。一番素敵なのは、やらなければならないと、させられているのではなく、楽しいから、行動している点だ。これは、経営者も社員も同じだろう。楽しいから、人に興味を持ち、人に興味を持つことが、社会で自分の役割や自分のあり方を見つける、生き方として大きなヒントだ。自分は楽しんで経営をしているか、そう投げかけてみた。

でこぼこを噛み合わせることで力になる(同友会の学び)

1月16日(火)経営の勉強の場、同友会の経営者の報告を聞いてきました。東備支部の池田 幸典 氏の報告で、テーマが「パワハラ店長が経営者の責任に目覚めた!~成文化研修会に参加して気付いたこと~ 」です。

  • 報告

池田さんは、小学校6年生の頃、叔父が経営する飲食店の影響か、自分の店を持ちたいと考えるようになります。家族との手巻き寿司で、自分が工夫をして作ると、喜んでもらい、褒めてもらったことを大変喜びに感じます。勉強よりも、お寿司屋さんをしたいと考えるようになりました。父が自営業で苦労したため、両親は独立に反対。しかし、自分を認めてもらいたいという思いからか、強い独立の思いがありました。

思い描いた独立は、オープン後、大繁盛する。ところが、お客様が多いのにしんどくなってくる。機械の不具合、お客様のクレーム メニューにない注文、業者の支払い、給与計算など、たくさんの事が重なり、また全部自分で抱え込み大きなストレスとなってくる。お客様の要望を断れない中、キャパをオーバーしていくと、早くしよう早くしようと自分だけが全速力で走っている状態になる。冷静に周りが見えていない状態だ。家族にもあたり、社員にもあたり、日々の作業が追いつかず、悪循環は加速していく。店の雰囲気も悪くなり、言葉の暴力をおこなった。現場が凍り付くこともあり、でも、お客様の褒められるとテンションがあがる。社員から、台風みたいな人といわれたことがあるという。

社員は、退職者がでては、募集をするの繰返し。でも、自分のやっていることを間違っているとは思っていなかった。俺が何とかしてやる。スタッフができなければ、最後は、もうええわ、自分がやるからといった繰り返し。社員の存在を否定し、俺が責任をとるんだからと口にした。スタッフの出来ていないところはすぐ気がつき、出来ない人ばかりが周りにいるような気がした。

それでも、人が定着しないことに不安が募ってきて、相手を変える努力をした。飲み会、ミーティング、前よりコミュニケーションを増やしていく。何で辞めるのと聞くと「会社の方向性がわからない 未来がわからない 休みが欲しい 出世できるのか?」不満があふれ出てきた。そんな中、何とかやりくりしていた経営も問題が出てくる。人件費がかかりすぎ、頑張っても、社員のやる気には繋がらず、悩みは深くなった。

そうして、同友会という場で勉強をし始めた。経営指針書を作る研修にいった。経営理念がなんとなくでき、ビジョンはわけわからない。サポートしてくれる経営者の質問の意味がわからず、自分の言葉がない、そんな研修を耐えていく。研修以外で、経営者の体験談や、経営者で討議する中で、だんだんと何か光が見えたような気がする。人の能力を強制せずに、自分の意思でのびのびとやれることが、人をいかすのではないか。いいところを伸ばしていくことが自分の仕事。でこぼこな部分がかみ合ったときに、会社の力になるんだ。

社員との信頼関係が全くないことに気づいた。社員を信じてなかった。先に社員を信じ、まかせることが出来ていなかった。経営指針書を作ったが、作ることよりも、考え続けていくことの重要性を感じた。経営指針書を作り直し、実践して行きたいと思う。大事にすることは、社員を守ること。数字を優先するのではなく、やりがいをもって社員が活躍することで、結果的に数字がついて行くと考えるようになった。

  • 感想

同友会で池田社長が、苦しむ姿を見てきました。経営指針書を作る研修でも悩んでいる姿を何度も・・。普段アドバイスすると、いつも素直に聞いてくれ熱心に向き合てくれる池田さんが、こんなに苦しみながら頑張ってきたことは驚きました。そして、考え方が変わってきたことはとても考えさせられる報告でした。誰でも、責任を感じ、目的にまい進するとき、周囲が見えなくなることがある。こうやらないといけないんだ、そう強く思えば思うほど、周りが見えなくなり、自分がもがくだけになるのだろう。経営者は周りをよく見え、方向を指し示し、正しい方向に導いていく責任がある。そして、でこぼこがかみ合ったときに、会社の力が出ると彼の言葉は印象に残った。多様な仲間が集まって、いろいろな能力が有機的に重なることで、その組織の特徴がでて、力が発揮できるのだと思う。デコボコを伸ばし、組織をまとめることが経営者の役割なんろうと感じました。また、研修を通し、作り上げることより、考え抜くことと、それをやることを学んだと話されました。彼の学びの深さに感動しました。